その当時の女の子で、和菓子修行の場は狭き門。
雇ってくれる和菓子屋なんて、そう、簡単に見つかるわけがない。
と思った、卒業式の前日。
・・・・・・・・・・・・・・・
逢ったー。
あったー。
・・・・「電話ボックス」で感激したことを今でも覚えてる。
*狭い場所で、興奮しすぎて過呼吸を起こしそうになったほど。。。。
社長さんの「4月1日からおいで。」の一言で、
おだんごの和菓子道が開けたといってもいい。
毎日、4時起き。
2日目に大遅刻をして、みんなに大笑いされたっけ??
おだんごを食べ過ぎて、2ヶ月で5K太ったっけ?
粉まみれになっても、手足がかじかんでも、重いものを運び続けても、
おだんごの師匠たちは、厳しく、時には、優しく和菓子の道をまっすぐ教えてくれた。
最後に、社長さんがくれた「和菓子の本」。
裏には、「東京 すがも園 工場用」って書いてある。
大事な原点。
大切な場所。
1、2年に1回。
店先に顔を出す。
もう、10年もたっているのに、おだんごの顔と名前を忘れない、師匠たち。
このお店のおだんごの味が、懐かしい。
石臼にいれたおだんご生地を胴搗きで、しっかりと搗き回すおだんごは、天下一品の歯ごたえ。
たれもしっかり絡む濃厚で、バランスの取れたみたらし。
本当に、師匠の手が生きてます。
心にしみる、おだんごの味。
ごちそうさまでした。
東京 すがも園 |
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豊島区巣鴨3-20-17 |
03-3917-2450 |
豊島区, 東京都 |
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