とうとう大人気ゲーム『モンスターハンターライズ』が発売されましたね!
そのゲーム中で登場する「うさ団子」、実は実際に食べられる団子が作られていたのを知っていますか?
今回、おだんご日和では、実際にゲーム中に登場する「うさ団子」を作った丸八製菓さんにインタビューをしました。カムラの里で茶屋を営む少女「ヨモギ」が作る名物「うさ団子」の誕生秘話を教えてもらいましょう!
1,丸八製菓さんの会社についてお話伺わせてください。
愛知県豊橋市で団子と和菓子の製造、開発を行っている会社です。
地元東海3県、静岡にお団子を製造して宅配便で送るのが主な仕事です。
一番商品は焼き立てで食べて頂くみたらし団子の製造です。
その名も八雲だんご。
2,今まで、お団子について、コラボ商品を開発したことがありますか?
コラボ商品は今までありません。
初のコラボが『モンスターハンター』とは、すごいコラボが実現しましたね。
3,『モンスターハンターライズ』のうさ団子の制作を依頼された時の感想を教えてください。
なぜ団子なのか?結びつきませんでした。
世界的なゲームに関わらせていただきとても光栄です。
異色のコラボですね。ゲームの世界観のあるお団子なんて、見たことないです。
4,実際にゲームの中のお団子を再現にするにあたって、こだわったポイントを教えてください。また、うさ団子の説明をお願いします。
1、色が決まっていただけなので何味で表現するか悩みました。
見た目の表現だけでなく、「おいしく」することに重点をおきました。
お団子って「おいしいんだ」と思ってもらうことが何よりも大事!
その気持ち、おだんご愛であふれてますね。
2、「モンハン」の世界観を大事に「ファンの方をがっかりさせない」商品作りを大事に制作しました。
制作されたお団子をみて、その意気込みは十分伝わりました!実際にカムラの里に売っている「うさ団子」を買ってきたと思うくらいクオリティーが高くてこだわっているお団子ですよね。素晴らしい!
5.企画や製造段階で苦労した点はどこでしょうか?
すべて手作りで1本1本職人が作りました。
サイズが大きいため、下の二つの団子にあんを入れて食べやすいようにしました。
職人さんの技術がお団子にはたくさん詰まっているんですね。
<味決め時の苦労>
ピンク(あんこオトモもち / おだんごオトモし道術)
あんこソーズ(竹炭入り)をかけて演出しました。
ミント(サイミント大福 / おだんご短期催眠術)
リラックス効果、チョコガナシュあんを採用して太白ごま油でなめらかさを入れて口溶けをよくした。
イエロー(雷山椒だんご / おだんご雷耐性【小】)
山椒のピリピリが希望とのことだったので、山椒の配分、使い方にとても苦労しました。
解決策として砂糖と相性の良い、生姜をあんこにして炊き、そこに山椒を混ぜて表現しました。
味のラインナップが通常のお団子領域を超えています。それぞれの味に「モンハン」ならではのストーリが隠されているなんて面白いですね。
<串をすべて手差しで>
田楽串(先割れ)は刺すときに抵抗があるため真ん中に刺すのが大変でした。
刺す際に他の味が移ってしまうので指し方も苦労しました。
お団子串が先割れのうさ耳が見事に再現されています。
6.「うさ団子」を食べるときに、こうやって食べてもらいたいなどの要望がありますか?
『モンスターハンターライズ』をやりながら、自分も一緒に団子を食べて楽しんでほしい。
コスプレなどしてキャラクターになりきって味わってほしいです
ゲームの世界観に浸りながら、自分と重ねた主人公になったつもりでお団子を食べるなんて、新しいお団子の食べ方ですね。
7.丸八製菓さんのおだんごにかける情熱を教えてください。
私達のスローガン「おいしさ1本、まごころいっぱい」通り、食べて貰う人に美味しい、楽しいを感じて誰かが喜んでもらえるように原料の手配から製造までこだわったお菓子作りをしていきたいです。
これからも、おいしいお団子つくりを応援しています!